鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

JR東海ら、東海道新幹線で「東海道マッハ便」提供へ 法人向けの即日荷物輸送サービス

2024年2月15日(木)17時6分

JR東海とジェイアール東海物流は15日、東海道新幹線を使った法人向けの即日荷物輸送サービス「東海道マッハ便」を開始すると発表した。

東海道新幹線
東海道新幹線

荷物の輸送は、東京~名古屋・新大阪間において、「こだま」号の11号車にある業務用室を活用して実施する。輸送品目は、医療関係品、精密機器部品、生鮮食品などを想定。1回あたりの輸送量は、おおむね段ボール40箱相当(3辺合計120センチで換算)まで、1日あたりの設定可能本数(最大)は、東京駅~名古屋駅間で26本、東京~新大阪間で22本とする。なお、利用にあたっては、ジェイアール東海物流と契約のうえ、輸送日のおおむね2週間前までに輸送内容(対象列車・荷量・荷姿など)を確定する必要があるとしている。

荷物の積載箇所、積み込みのイメージ
荷物の積載箇所、積み込みのイメージ
荷物の輸送イメージ
荷物の輸送イメージ

サービスの名称は、「こだま」が音に関係することに着想を得て、速さを想起させる言葉から、音速を表す「マッハ」を選択。荷物輸送サービスと親和性の高い「便」の字と組み合わせ、東海道新幹線を用いた速達性に優れる荷物輸送サービスであることを表現したという。

「東海道マッハ便」のロゴ
「東海道マッハ便」のロゴ

JR各社の客貨混載輸送サービスは、JR北海道およびJR東日本が「はこビュン」、JR西日本が「FRESH WEST」、JR九州が「はやっ!便」をすでに提供している。JR東海は今後、東海道新幹線と山陽新幹線、東海道新幹線と東北新幹線など、複数の新幹線にまたがる荷物輸送サービスの提供を実現し、広範囲に荷物を即日配送できるよう、JR各社との協業を進めるという。

JR各社との協業による荷物輸送のイメージ
JR各社との協業による荷物輸送のイメージ

東海道マッハ便は、2024年4月以降、準備ができ次第提供を開始する。JR東海は、具体的なサービス内容や開始時期については、あらためて告知するとしている。

2024年2月15日(木)17時6分更新

鉄道未来インデックス

  • 阪急2000系・2300系導入[2024年夏]
  • 駒沢大学駅リニューアル工事竣工[2024年夏]
  • 相鉄ゆめが丘駅リニューアル工事完成[2024年夏ごろ]
  • 津山駅リニューアル工事完了[2024年夏ごろ]
  • 京成 関東鉄道100パーセント子会社化[2024年9月1日(日)]
  • 大阪駅西側新改札口全面開業[2024年夏]

鉄道コムおすすめ情報

画像

西武「NRE」置き換えへ

2026年度にも新宿線の有料着席サービスを刷新。10000系「ニューレッドアロー」は置き換えへ。

画像

「表定速度」日本最速は?

「表定速度」が最も速い列車は? 新幹線と在来線の各列車を見る2024年度版ランキング

画像

東横線にも「新幹線」登場

東急車と東海道新幹線のコラボラッピング。目黒線用に続き、東横線用の5050系も登場。

画像

南砂町駅新ホームを見る

5月13日に供用開始となる、東西線南砂町駅の新ホーム。報道公開で見た様子をご紹介します。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。